2026年7月29日
築45年の家を解体。建て替えで予想外に200万円かかった話

雨の日も、暑い日も、寒い日も。25年以上、家族を守ってくれた家。
そんな思い出に浸る時間も束の間。2日後には、いよいよ解体工事が始まります。
見慣れたこの家の姿も、もうすぐ見納めです。
最初は一人で。壊すときも丁寧に
インフラの撤去が終わり、いよいよ解体工事が始まりました。
「解体」と聞くと、重機で一気に壊していくイメージを持っていました。
ですが、実際はまったく違いました。
初日に来られたのは、たった一人の職人さん。
最初は重機を使わず、家の中へ入り、照明や建具、設備などを一つひとつ丁寧に取り外していきます。
再利用できるものを分別し、素材ごとに仕分けながら作業を進める姿を見て、「壊す」というより、「家をきちんと見送っている」ように感じました。
長年住んできた家だからこそ、最後まで丁寧に扱ってくださる姿は、とてもありがたかったです。
これから少しずつ、見慣れた家の形がなくなっていきます。
寂しい気持ちはあります。
それでも、この家が最後まで大切に扱われていることが、少しだけ心を軽くしてくれました。
引込みの電気、インターネット、CATV撤去、全部自分で手配!?
解体工事の前に、もう一つやらなければならないことがありました。
それが、電気やインターネット、CATVなどの引込線の撤去です。
我が家には敷地内に引込柱があり、そこへ電気、インターネット、CATVなどが引き込まれていました。
「これはハウスメーカーさんが手配してくれるんだろう。」
そう思っていたのですが、確認してみると、各事業者へ自分で連絡して撤去工事を依頼する必要があるとのこと。
まぁ考えてみれば当然のことですが、これは少し意外でした。
早速それぞれの会社へ連絡すると、どの会社も3〜5日ほどで撤去工事に来てくださいました。
電気の引込線の撤去では、高所作業車が入り、数人がかりでの大掛かりな作業。
普段はあまり意識しませんが、家には本当にたくさんのインフラがつながっているのだと実感しました。
ありがたいことに、今回お願いした撤去工事では、どの事業者からも費用の請求はありませんでした。
当たり前のように使っていた電気やインターネットも、こうした多くの方々に支えられていたのだと改めて感じます。
皆さま、本当にありがとうございました。
解体も終盤。予期しないガラがガラガラ...
解体工事も終盤に差しかかり、いよいよ整地というタイミング。
そのとき、トヨタホームの営業さんから一本の電話がありました。
「コンクリートのガラが出てきました……。」
一瞬、「うちもか。」と思いました。
実は、ご近所でも建て替えの際にコンクリートガラが地中から見つかったという話を聞いていました。
ただ、この家を建てたのは超大手のハウスメーカーさん。「さすがに大手メーカーだから、そんなことはないだろう。」
そんなふうに勝手に安心していました。
ところが、実際には1980年代という時代背景もあってか、地中から大量のコンクリートガラが見つかったそうです。
しかも、想像していたよりもかなりの量。当然、そのままでは新しい家を建てられないため、すべて撤去・処分することになりました。

出土したコンクリートのガラ。困った...。
そして、その追加費用は……約100万円。
家づくりでは、どうしても建物本体や設備に目が行きがちですが、土地の中までは掘ってみないと分かりません。
これは建て替えならではのリスクなのかもしれません。
ガラだけじゃなかった。地盤改良で、さらに100万円
コンクリートガラの撤去だけでも約100万円。
「これで追加費用は終わりかな」と思っていたのですが、そうはいきませんでした。
地盤調査の結果、我が家の土地は地盤が弱く、そのままでは建物を支えられないことが判明。地盤改良工事が必要になり、さらに約100万円の追加費用が発生しました。
建物の見積もりには入っていない費用が、気付けば200万円。
もちろん土地によって状況は異なりますが、建て替えでは「掘ってみないと分からないこと」が本当にあります。
だからこそ、家づくりでは予備費を確保しておくことが何より大切だと実感しました。
我が家は……そんな予備費、取っていませんでした(笑)。
もしこれから建て替えを考えている方がいるなら、建物の予算だけでなく、100〜200万円程度の予備費も資金計画に組み込んでおくことをおすすめします。